大学教員を目指すならこういうルート


研究者として大学教員を目指そうとされる場合、薬剤師の国家資格を持つ方々には大別して二つのルートの可能性があります。

 

一つは、薬学研究(または医学研究科)の大学院に進んで論文を発表し、大学教員への就職を目指すというもので、伝統的なルートです。しかしそれだけに競争も激しく、経歴が似たような方々との争いになりますので、論文でよほどの独自性を示さないと良い意味で「目立つ」ことができません。

 

もう一つは医学部に編入し、卒業して医師としての国家資格を取得した後、さらに大学院へ進んで研究を行うというものです。こちらも論文を発表していく必要がありますが、医師としての臨床経験を積みながら、それを研究に反映させていくことができますので、金銭的にも研究を続けやすいメリットがあります。また、医療系の大学教員への就職の際、研究だけでなく臨床経験も評価軸となりますので、論文以外の面でも評価してもらえるのです。傍目から見ると大回りしているように見えますが、こちらの方が実は近道になることもあります。

 

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